こんにちは!理事長先生
学校法人聖公会盛岡こひつじ学園理事長赤坂徹先生のページです!
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学校法人聖公会盛岡こひつじ学園 仁王幼稚園 理事長だより
2022年4月・5月 合併号

学校法人聖公会盛岡こひつじ学園仁王幼稚園にご入園、ご進級おめでとうございます!

私は50年以上の小児科医の経験と共に理事長を務めております。幼稚園のホームページに隔月で「理事長だより」を掲載しています。ここでのトピックは季節や幼稚園の行事に関連して選ばれます。重要なことは反復しておりますが、ご了解いただければ幸いです。
 私はアレルギー相談、子育て相談、「街の保健室inにおう」などの活動にも関わっておりますので、お困りのことがありましたら曽根美砂園長にご相談下さい。

お子さんの健康診断は園医である吉田小児科の吉田研一先生が5月中に実施されます。現在、蔓延中の新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息して通常の生活に戻るよう願っております。


1.新しい環境に慣れましょう
 新入園されたお子さんはこれまでのんびりとご家庭で過ごしていたのが、決まった時に起きて朝食を食べて登園の準備をするというような枠組みが造られ、環境にも大きな変化があります。朝に起きられるように、十分な睡眠時間が確保されるように早めに休ませましょう。他の家族と一緒に遅くまで起きてはいませんか。睡眠時間が十分ですと、朝にはお腹がすき、朝食後に排便ができます。起床から登園まで時間に余裕があるように、規則正しく生活することで好ましい生活リズムが確立されてきます。幼稚園の生活に慣れるまでちょっと時間がかかることをご理解いただいて、焦らず温かく見守って下さい。

2.集団生活のマナーを守りましょう
 朝起きた時に風邪、下痢、嘔吐などで体調不良の場合、症状が軽いと気がつかなかったり、登園させるかどうか惑うことがあります。病気の始まりや治っていく経過のなかで、病気をうつしてしまうことが心配される場合には。かかりつけ医を受診しましょう。新型コロナウイルス感染症が疑われる場合にはかかりつけの医療機関にまず相談しましょう。集団生活が始まる前に予防接種の記録を母子手帳で確認し、受けていないものは接種して病気にかからないようにしましょう。

3.子どもの事故は5月に多いので注意しましょう
 スポーツ庁は2016年度体力・運動能力調査の結果から、幼児期の外遊びの頻度が高い小学生ほど、その後に運動習慣が身についており、体力テストの点数が高いと報告しました。
 日本スポーツ振興センターは幼稚園や保育園での事故が5月になると増えていると報告しました。新しい環境に慣れ、暖かくなって活発に生活することが原因と考えられています。けがの部位として頭と顔で8割、腕が2割を占め、場所としてすべり台が最も多く、複数の遊具が組み合わされた総合遊具、アスレチックが次いで多いようです。家庭や近所の遊園地でも危険な場所があるかもしれません。外で遊ぶなということではありません。安全に遊べる環境作りと、お子さんが危険を回避できる身体の訓練が必要と思われます。身体を動かさないお子さんに事故が多いことも確かなようです。

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