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| 学校法人聖公会盛岡こひつじ学園理事長赤坂徹先生のページです! |
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学校法人聖公会盛岡こひつじ学園 仁王幼稚園 理事長だより
「Merry Christmas and a Happy New Year. クリスマスおめでとうございます。良い新年をお迎え下さい。」 クリスマスがやってきました。盛岡聖公会(教会)、仁王幼稚園、認定こども園聖パウロ幼稚園にとって、イエス様がベツレヘムでお生まれになったことをお祝いする行事です。 認定こども園聖パウロ幼稚園 12月13日(土)聖劇礼拝・祝会 仁王幼稚園 12月18日(木)聖劇礼拝・祝会 盛岡聖公会 12月21日(日)み言葉の礼拝・日曜学校聖劇礼拝・祝会 盛岡聖公会 12月24日(水)歌による夕の礼拝(クりマスイヴ礼拝) 盛岡聖公会 12月25日(木)クリスマス大礼拝 園児の皆さんによる聖劇では、天使から神様の御子が誕生することが伝えられた母マリア様、そしてヨセフ様とかいばおけ(馬の餌用桶)で眠るイエス様に会うために遠い国から大きな星の導きでやってきた博士たち、羊飼いたちと羊を一生懸命に演じてくれます。真剣に取り組む様子が見られて本当に楽しみです。 クリスマス映画の中で1949年に制作されたアメリカ映画の若草物語Little Women をお勧めします。美しい冬景色の中で、4人姉妹が古今聖歌第21番、日本語では「“人にはみめぐみ 地にはやすき、神にはみさかえ あれ”とうとう」です。私が生まれた頃にできた映画に出てくる聖歌が今でも歌われていることに感動しました。 1.クリスマスやお正月と冬休みの過ごし方 1)色々な年代の人達と仲良くなりましょう。 日頃会っていないお祖父さん、お祖母さん、おじさん、おばさんにも「こんにちは。」、「明けましておめでとうございます。」とご挨拶しましょう。お年玉をいただいたら「ありがとうございます。」とお礼を言いましょう。いつも一緒の兄弟姉妹だけでない従兄弟達にも会って遊べると良いですね。個人で遊ぶのではなく、皆でトランプや双六を楽しみましょう。 2)生活リズムを守りましょう。 ご家族が集まって食事をしたり、遊んだりすることが多いと思います。これまでの生活リズムが崩れて、遅く寝て遅く起きることにならないようにしましょう。食べ過ぎてお腹をこわしたり、肥満にならないよう気を付けてあげてください。環境が変わると便秘になってしまうこともあります。 3)良い生活習慣を続けましょう。 幼稚園で身につけた手洗い、うがいなどの良い習慣は続けましょう。 4)家の内外で身体を動かして遊びましょう。 寒いからと言って家の中に閉じこもらず、スキー、スケート、そり遊びなどの外遊びも忘れずに、室内リンクでのスケートやカーリングはいかがですか。 世界の平和のための祈りから子ども達への祈りを皆様と共に 平和や戦争を支配する力を持つ人々が、知恵と見識と思いやりによって、み旨に適う決断へと導かれますように。そして何よりも、危険にさらされ、恐怖の中にいるあなたの大切な子どもたちを、あなたが抱き守ってくださいますように。平和の君、主イエス・キリストによってお願いいたします。 アーメン 2.インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症について 1)インフルエンザ インフルエンザはコロナ禍の3年間(2021〜2023年)はほとんど流行しませんでした。大人も子どもも罹る冬に多い病気で、鼻水、咳、発熱から始まって気道上皮を破壊されて、気管支炎、肺炎を合併して重症化することがあります。70〜80歳代の高齢者や基礎疾患(透析、悪性腫瘍、妊娠、血液疾患など)がある人達の重症化リスクとなります。インフルエンザウイルスが増えるのを抑える内服薬、吸入薬、注射薬があります。インフルエンザワクチンの接種が勧められます。今シーズンは集団免疫に必要とされる6〜7割の免疫保有者がいませんので、大流行する可能性が高くなります。新型コロナウイルスのパンデミック以前と比べて、マスク装着率の低下とワクチン接種率の低下が影響していると考えられます。 2)新型コロナウイルス感染症 新型コロナウイルス感染症はインフルエンザのような気道上皮の破壊は見られませんが、血管炎やウイルス血症から血栓形成や多臓器不全(腎障害、脳梗塞、大動脈解離など)を引き起こして重篤になります。ワクチンで予防しましょう。 3)RSウイルス感染症 RSウイルス感染症は呼吸器感染を起こすウイルスで、1歳以下、特に6か月未満の乳幼児では、鼻水、咳、発熱から始まってヒューヒュー、ゼーゼー、呼吸困難を起こして急性細気管支炎と診断されます。近年、高齢者の肺炎や気管支炎の重症化因子とされます。症状に応じた対症療法が用いられますが、未熟児や免疫が低下した乳児にはRSVワクチンが用いられます。 3.冬季の呼吸器感染症への対応 インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルスは呼吸器系の感染症であり、予防対策として人込みを避け、マスクの着用、うがい、手洗いが基本となります。
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